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2016年4月2日土曜日

【カナダ永住権】移民申請に弁護士やコンサルタントは必要か?&料金比較


前回の移民弁護士事務所に引き続き、中国系移民コンサルタントさんに会って来ました。そしてうちのCEOが紹介してくれた弁護士とも電話でさっと会話し、他にも色んな事務所にメール&電話で問い合わせました。

ってことで、
・コンサルタントとのカウンセリング結果
とともに、移民申請を考えている人がおそらく気になるであろう
・移民サポートができるプロってどんな人?
・雇うといくらかかるの?
・プロにしてもらえることって何?
・そもそも雇わなきゃダメ?
って話をまとめます。


中国系移民コンサルタントさんとのカウンセリング


彼女は、地元の友達のおばちゃんって感じのキャラクターで、とても親身に話してくれ、質問にも細やかに答えてくれました。

カウンセリング結果はO社と同じ見解。
英語試験全ての項目でCLB9以上を取ればFSW(Federal Skilled Worker Program)で永住権が取れるだろうとのこと。また、もし一つでもCLB8以下になってしまっても、PNP(州政府のノミニープログラム)に拾われる可能性が高い(その場合費用が+15万ほどかかる)、あと年末まで働けばCEC(Canadian Experience Class)もいけるよとバックアッププランも考えてくれたのがありがたい。

ちょっと心配だったのは、彼女自身がおそらく移民でややカタコトだから、コミュニケーションに少し労力がかかりそうなこと。あと、事務所がノースヨークなこと。依頼後は郵送やメールでやり取りができるんだけど、直接会う必要が出た時はやっぱりダウンタウンの事務所が便利だなー。


移民サポートができるプロフェッショナルってどんな人?


そもそもの話だけれど、移民サポートって誰でもしていいものではないんです。カナダ政府にサポートを許可されているプロフェッショナルは、4種類あります。
①移民弁護士
②移民コンサルタント
③パラリーガル (行政書士・弁護士補佐)
④ケベック州公証人

一般的にビザや永住権のサポートをお願いしようと思った時に出てくるのは①か②だと思います。また、弁護士やコンサルタントの中でもカナダ政府が認めているのは、以下の条件に当てはまる人。
各州・地域の弁護士協会に属している弁護士
Immigration Consultants of Canada Regulatory Council(ICCRC)に登録されているコンサルタント ※カナダ政府公認コンサルタント

非公認の人が代理人申請をした場合は、申請が却下されます。どちらもサイトからディレクトリーを見られるようになっているので、依頼する前にちゃんと名前が登録されているか確認しましょう。
ICCRC
The Law Society of Upper Canada
※トロントの弁護士の場合。地域ごとに協会が変わるので要チェック。


料金


で、気になるお金の話。全体のサポート料金を教えてくれたところを比較すると、
・CEO紹介の弁護士       $4700(Express Entry$1200、本申請$3500)
・ビザJP(移民コンサルタント) $4500
・O社(弁護士事務所)      $4000(Express Entry$500、本申請$3500)
・中国系の方(移民コンサルタント)  $3300
と$3000〜5000が相場みたいです。
※私が問い合わせた時点での価格です。申請プログラムによって異なるところもあります。

追記:コンサルタントさんの無料カウンセリングの紹介はしていません。

プロにしてもらえることって何?


移民弁護士・コンサルタントともにビザ申請の代理人になったりアドバイスしたりする資格が認められています。これはカウンセリングに始まり、申請者本人に代わってのファイリング、CICとの代理連絡や、申請が却下された際の再審請求も行えます。

しかーし!こう書くと代理人を立てるとなんだかとっても楽チンなように聞こえるけれど、永住権申請の大部分を占める書類集めは本人の仕事なんです。

どういうことかと言うと、
・IELTSやCELPIPを受験して英語能力を証明する書類を取得したり
・日本の大学の成績証明書や卒業証書を審査機関に送って審査してもらったり
・日本で働いていた会社に細かく規定された超めんどくさい在籍証明の手紙を作成してもらったり
・指紋採取して警察証明を取り寄せたり
その他もろもろの書類集めははぜーーーんぶ自分でやらなきゃいけないってことです(※申請するプログラムによって必要な書類は変わります)。書類集めに関してコンサルタントや弁護士は何をするかと言うと、抜け漏れを指摘したり、移民システムでポイントを取りやすいようにアドバイスしてくれるんですね。



そもそも雇わなきゃダメ?


色んな弁護士さんと話したりネットフォーラムを熟読した見解としては
・申請方法や必要書類についての情報は全てCICサイトに載っていて、自分でできるように作られている(ビザ申請を自分でしたことがある人ならわかると思います)
・必要書類のチェックリストもオンラインで自動でカスタマイズされる
・代理人を立てたから優先的に処理されるということはない
・よっぽど代理人を雇った方がいいのは複雑な状況の場合(犯罪歴がある、ビザを却下されたなど)シンプルなケースなら、雇う必要は特にない
・プロに頼むことで正確な申請書を作ることができるメリットはある
という感じでした。

また、CEO紹介弁護士と話してる時も「Express Entryってめっちゃstraightforwardだからさー、とにかく書類集めて出す他ないよ」と言われたので、ずばり聞いてみました。

じゃあ私みたいなケースで、弁護士を雇う必要はないってこと?

するとこんなことを教えてくれました。
・本来ポイントを達成しているのにEEを通過できない人はほぼ100%、書類不備
・弁護士(コンサルタント)は抜け漏れがないかチェックし、整合性を高められる
・自分で細かくCICのサイトを読んで入念に準備できるなら、雇う必要はないだろう

私はもともとLMIAを取るなら雇用主を巻き込むことになるから、手順の説明ややり取りをプロに任せたいなと思ってたんです。が、今やLMIAが必要なくなったし、いらないかなと。この辺は料金や自分の性格も含めて検討しましょう。

まとめると、
・ビザ・永住権申請は自分でできる作りになっている
・弁護士やコンサルタントは整合性を高められる
・費用は$3000〜5000
・公認のプロフェッショナルかチェックが必要
です!

参考になったら押してください。頑張って更新します。
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永住権申請についてはこんな記事もどうぞ:
③Express Entryプロファイル登録
②英語能力試験CELPIPを受ける
ITA(招待状)が来た!&Express Entryおさらい
①大学の卒業証明&成績表をWESで審査してもらったよ
移民弁護士事務所に永住権の相談に行ってきた

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