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2015年4月19日日曜日

【建築・アーバンデザイン】知識ゼロから始めるSketchUpモデリング 1


建築の知識・経験ゼロ、初心者な私がSketchUpを習得して↑のモデリングを作れるようになるまでの話。

トロントはInstitute without Boundariesというところで、デザイン戦略をやっています。IwBの醍醐味の一つは、全く関わりのなかった分野に挑戦でき、教え合えるところ。普段は全員でコンセプトを作った後、分野ごとに別れて制作進行すること(私の場合はブランディングやグラフィック)が多いんだけど、同時に自分の幅を広げることも推奨される。今回トロント市に提案したプロジェクトで、私は建築系のデザインに挑戦してみたので、超初心者の私がSketchUpを習得した流れをシェアします。

■SketchUpとは

SkethUpとは、無料でダウンロードできる3Dモデリング用ソフトウェア。直感的な操作でさくさく作れるのが特徴。Proは有料、学生&教育者向けの割引もあり。※私が使っているのは無償版

■モデリングまでの流れ

このSketchUpモデリングにかけたのは3日。他のことやってた時間を抜くと半日〜1日くらい。前からSketchUp練習してた期間を入れても凝縮したら、2・3日程度でこのモデリングができるようになりました。

もともと私は、SketchUpなんて聞いたこともないど素人ですが、以下のステップを踏んでほぼ独学で身につけました。

・チュートリアルで各ツールの機能を理解。練習を重ねる
・事例を調べつつアイデア出し
・手描きでスケッチ
・フロアプラン&セクションドローイング(ラフ)
・SketchUpでモデリング


1. チュートリアルで各ツールの機能を理解。練習を重ねる
まず、時間がある時に家やカフェでビデオを見ながら練習してた。ソフトウェアも無料だし、チュートリアルも無料でゴロゴロある。タダでスキルを身につけられるって、時代だなあ…なんて考えつつ、私が使ったのは以下。特に1度も触ったことのない人は、この公式チュートリアルPart1〜4がオススメです。

【公式チュートリアルPart1〜4】


線とプッシュツールの練習。


窓など少しディティールを加える方法。


インテリア。更に細かいディティールと、コンポーネントのインポート、色の付け方。


グループとコンポーネントの作成。

ビデオは英語だけど、英語わかんなくても大丈夫です。チュートリアルって結構無声音のやつもたくさんあるから。要は視覚的に辿って同じボタンを押して進めればいいだけ。ビデオだから見逃したりわかんないところがあれば何度でも戻れるし、ツール名も英語をカタカナにしただけのものが多いしね。

SketchUpは直感的な操作ができるようUIが工夫されていて、驚くほど簡単にモデリングができる。このGetting Startedシリーズはどれも10分程度だけど、Part2とPart3終了段階で私が作ったのが以下。

Part 2 家の外観

Part 3 インテリア

この時間でこの進歩ってAdobeのソフトウェアに置き換えるとすごいことなんですよ。本格的なモデリングソフトウェアユーザーには不便みたいだけど、素人の初歩にはとっつきやすく、断然アリだな〜と思います。


他には、以下2つのチュートリアルもやりました。


Google Earthを使って地図や建物情報を読み込みながらサイトモデリング。1時間あるけどかなり有用。


これはさくっと10分で花瓶を作るチュートリアル。


と、予め練習してたのはこの6つだけ。これらで得た知識を組み合わせつつ、わかんないところは局所的にググって解決策を見つけつつでトップ画までできちゃう。すごい。チュートリアルはググればいくらでも出てくるから、自分が身につけたいものをピックアップして練習するところから始めてみるのをオススメします。

つづく→【建築・アーバンデザイン】知識ゼロから始めるSketchUpモデリング 2


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