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2021年4月17日土曜日

海外就職|コロナでレイオフ、大学院からの公共団体向けUXデザインに転職しました


カナダでデザイナーやりながら、大学院で臨床カウンセリングを学んでいます、Pitomieです。

最近仕事を再開したのでどんなことをやるのかと、去年はレイオフやら大学院入学やらバタバタだったのでその流れも含めて紹介します。


コロナからのレイオフからの大学院

去年の3月はDX会社で出張に明け暮れ、アリゾナでワークショップをしてトロントに帰った2日後にカナダが国境閉鎖。ロックダウンに入りました。一歩タイミングが遅れたらアメリカに取り残されるところでした。

このロックダウンで当時いた会社が大ダメージを受け、徐々に周りから人が減っていきました。これは私もレイオフされるわ、今か今かと思っていたところ、去年8月についにその時が。

この時には私はすでに大学院のカウンセリングプログラムに合格していて、学校スタートの10日前だったので、そのまま仕事は探さずにフルタイムで院生をすることにしました。いやね、もともと1年ほど経験積んだら他に行こうと思っていたのですが、コロナはさすがに予想してなかったですね。

が、自分から辞めていたら生活費も学費も自己負担だったのが、EI(失業保険)で月20万円ほどもらえることになったので学生しながらお金ももらえるというなんだかラッキー!な展開に。ツイてるのかいないのか。

そこからは勉強に一挙集中。
カウンセリングと臨床心理学の勉強がめちゃくちゃ楽しくて、もともとデザインのためにカウンセリングを学び始めたのに、これは将来的にカウンセリングメインにするかもなーと思い始めました。

企業からのモテ期到来

大学院で1学期と少しが過ぎた頃、プログラムの進め方や必要な勉強量もわかってきて、一番心配だった実習先探しも無事終了。もうすぐ仕事再開しようかなーと思い始めました。

でも、今くらいキャリアができてくると、この仕事いいな!と思えるものが少なくなってくるんですよね。「なんでもいいから経験積まなきゃ!」という頃とは違い、自分の価値観ややりたいプロジェクト内容、進みたい方向の関連スキルが磨けるような会社/ポジションでないとフルタイムで働く気になれない。

勉強中も、トロントの大学とフリーランス契約はしていたので、しばらくは個人事業で契約仕事が気楽でいいなー。私は今後、正社員職に戻れるんだろうか、とも。

そんな時、怒涛のモテ期が到来。

本当に、10日間くらいで
・前の会社のトップから「プロジェクトが取れてお金ができたから、再雇用したい」と正社員職オファー
・リクルーター数名から短期〜長期契約オファー
・友人の推薦で彼女のクライアントから契約オファー
・独立した元上司から契約オファー
・自分から応募した会社から面接依頼

と、1週間で面接やら電話でのチャットやらが大量に続いてへとへとに。結局、自分から応募した唯一の企業がすぐにオファーをくれたので、こちらを承認して他はすべてお断りしました。他のオファーをもらっているのが強みになって普通は2〜3週間かかる一次面接、二次面接、採用オファーをなんと3日で済ませてくれました。

新しい仕事について

会社は政府、公共団体、大学など公共クライアントがメインのデジタルエージェンシー。私のポジションはSenior User Experience Designerです。

これが色んな意味でむちゃくちゃちょうどよかったんです。もともと急いでいなかったので「これは私のためのポジションでは?」というものが出てきたら応募していたのですが、中でもこれはピッタリでした。

①公共プロジェクトのデザイン=社会貢献というキャリア目標に合う
②臨床カウンセリングスキルを生かせる
③サービスデザイン、デジタルトランスフォメーションの経験を生かせる
コロナ中に学んだUXデザインが生かせてもっと修行を積める
⑤フルリモートで(コロナ規制が明けたら)他の都市、国に滞在しながら仕事できる

ということで、あまりにピッタリだったので応募。トントン拍子で採用、就業となりました。

今は、低所得者層や先住民コミュニティへの法律相談サービスのプロジェクトや、アメリカの公共交通プロジェクトに取りかかっています。社会的弱者の人と接する際にカウンセリングの学びが生かせるはずですし、せっかくデザインするなら社会の役に立つことしようぜ!と思っているので、楽しみです。

ということで、久々に面接や就職の際の交渉をしたので、海外就職における交渉術や仕事を選ぶ際に見るべきポイントについてまた記事書ていこうと思います。お楽しみに。


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