最近、インフォグラフィックとは何か、というのをよく考えている。
「インフォグラフィック」という言葉の定義自体はググればすぐに理解できる。
できたんだけど、なんだかそれが気になり始めてから、「これぞインフォグラフィックの神髄」みたいなのには出会えてなくてしっくりきてなかった。
で、今日ふらーっとサーフしてたら「あ、これか」ていうのを見つけたので紹介しときます。
Shark Attack (Joe Chernov & Robin Richards)
年間のサメが殺害されている量を示した記事を受けて、
Robin RichardsさんとJoe Chernovさんというデザイナーが作ったインフォグラフィック。
上段にある人のアイコンは「サメが一年間で殺す人の数」。対して下は、「人が一時間で殺すサメの数」。でもこれはほんの一部。
「皮肉なのは、地球上で一番恐ろしいとされているサメが去年殺した人の数が12人なのに対し(例年より多いそう)、人間はサメを4秒に1匹殺してるってことなんだ。」
で、インフォグラフィックの話に戻ると。
インフォグラフィックって、私の理解では「グラフィック1枚で、わかりにくい数字とか構造をわかりやすく伝える」こと、つまり、受け手が想像力をフル稼働させなくても、そこにデザインとして渡してあげるってことなんだけど、これだとすごいしっくりくる。きたきた、やっときた。(載せきれないので下記にリンク貼ります。)
驚きなのは、このインフォグラフィックの全貌の、「長さ」。
この長さと、画面上がゆえに必須となる「スクロール」で人が殺すサメがこんなに多いんだぞっていうのが強調されている。
計算が苦手だしあまり莫大な数字を言われてもぴんとこないわ、そんな私でもわかる。
「これでサメ怖いって何言ってんだ、おめーが怖いわ」っていうメッセージがよく伝わる。
「年間1億匹のサメ」っていう数字を見ただけだったら「ふーん」と思って2秒後には忘れてしまうけど、このインフォグラフィックだとそのすごさと長さにちょっと止まって考えさせられるんだよね。
これがインフォグラフィックか…と。
そういう意味でも考えさせられた、良記事でした。
画像の全貌はここに載せきれないので、以下ソースから。
■Shark Attack Featured Infographic by RIPETUNGI
http://ripetungi.com/shark-attack/
このインフォグラフィックを作るきっかけになった、という記事が下記。
■100 Million Sharks Are Killed Every Year, Scientists Estimate In Report (VIDEO) by The Huffington Post
http://www.huffingtonpost.com/2013/03/06/100-million-sharks-killed-every-year_n_2813806.html