出典:LinkedIn |
さて、前回の記事でネットワーキングが大事だって話を書いたので、今回はこの辺を解剖!
ネットワーキングって何?なぜ必要?
ネットワーキングってよく耳にするけど、何?と思っている人も多いのでは。ネットワーキングとは、いわゆる人脈づくりのことです。なぜこれが大事かというと、カナダでは求人が表に出にくいから。2015、2016年のLinkedInとThe Adler Groupの共同調査によると、北米の求人ポジションの内85%はネットワーキングで埋められています。求人広告系サイトを見ると仕事がわんさかあるように見えますが、求人広告に出るのは実際に存在する仕事の内約2割かそれ以下なんです。
とあるワークショップで就活アドバイザーが、こんな図を見せながら説明してくれました。
出展:iwantmycareer |
ポジションに空きが出た時に、雇用主が人を探すのは下から上の順。
・まずは社内で動かせる人間がいないか確認
・次に社員にいい知り合いがいるか確認
・その次がネットワーキングやクチコミ
・専門分野協会・団体
・人材紹介代理店
・最後が求人広告。
求職者が辿るのと真逆だよ、という話でした。
なぜそんな現象が起きるか?というと、企業にとってはクチコミの方が信用できて、効率がいいから。大きな会社の場合、ひとつの求人に対して200件以上の応募があり、採用側にとってはお金も時間も労力もかかる。200件の履歴書を熟読する暇もない。社員からの紹介の場合「◯◯ができるエンジニア知ってるよ、彼いいよ」とか言われれば履歴書も読むし面接で話ぐらい聞いてみよう、と思う。そんなからくりがあります。
ネットワーキングの他のメリットとしては、単純に人と繋がることで色んな情報に触れられるというのも大きいです。業界のトレンド、会社情報、就活関連情報などネットでは見つからない情報を知れたり、同じような職業の人・おもしろい人たちを紹介されたりね。
まあ、今日知り合った人が幸運にも仕事をぽろっと紹介してくれるなんてそんなにない訳で、求職中だけでなくネットワーキングを築き続けることがキャリア形成の鍵を握るのよーということです。もうね、外国人で滞在期間が短い私たちが知り合いが少ないのはしょうがないから、とにかく行動あるのみ!
どこで、誰と、どうやって?
まずは周りの既に知っている人たちと色々話す。仕事探してんねん、とかこういうのどうやったらええの?とか。あとは、とにかく外に出ること。どこでどうやって出会うのかは正直どうでもよくて、複数のチャネルを通して人と出会うのが大事。私がやってるのはこんな感じ。・デザイン系イベント・ワークショップ
・友人の紹介
・インフォメーションインタビュー(OB訪問のようなもの)
・興味のあるコミュニティでのボランティア
・サポートオフィス
・就活系イベント・ジョブフェアなど
見つけたイベントに顔を出してみるとか、おもしろそうな会社の人に話聞かせてってお願いするとかそういうことだ。
中でも大事なのは、目指している業界の人と繋がること。デザイナーならデザイン系のイベントに行く方がイベントも楽しめるし、業界関連の人とも知り合える。あとは外国から来て就職しているなど、同じような立場の人とも積極的に繋がると、カナダ人からは見えない情報も得られます。
とはいえ求人も忘れることなかれ
と、ネットワーキングが大事だ!という話をしましたが、逆に言えば市場の2割程度の求人はネットにあります。こういったコールドコンタクトで仕事を得た人ももちろんいますし、これも有効な手段です。ネット求人を漁ることにだけ時間とエネルギーを割かず、ネットワーキングで人脈を築きながら色んな人と繋がっていきましょう。→ネットワーキングの仕方について、こちらで詳しく解説しましたのでどうぞ。
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参照ソース:
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