「幽霊・妖怪画大全集」に行ってきたのですが、これがとてもよかった。
中身は福岡市博物館所蔵の160点の幽霊と妖怪画。ほとんどが江戸時代の錦絵で、ちょこちょこ明治とか昭和もある。福岡市になんでこんなに妖怪の絵が集まったのかすっげー気になるけど、浮世絵好きにはたまらん内容です。じゅるり
私は幽霊にも妖怪にも詳しくはない。錦絵が好きで国芳のフライヤーだったから行っただけで。
だからちょっと怪しいオカルトな世界かなーと思っていたのですが、意外なことにどの作品も恐ろしいものはほとんどなかった。むしろ妖怪なんてかなり愛らしくて、人が長年愛用している物(やかんとか湯のみとか)に宿って夜中に踊りだしたり、宴会を始めたり、イッツア水木ワールド。ただおつかいしてくれるだけの妖怪なんてのも。それぞれ、当時の人々の生活と深く関わっているのがおもしろい。