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2020年2月4日火曜日

カナダ生活6年目の前進と2019年まとめ



もう2020年は2月に入ったけれど、改めて2019年を振り返っておく。
カナダに来て6年目。これから海外就職・移住を試みる人や始まったばかりの人に多少希望を与えられることもあるかもしれない。

この6年で、かなりたくさんのことが変わった。今回書くのは、去年の大きな変化である
・家・生活
・キャリア
・家族
・旅の総括
について。

6年で住める家がみるみるアップグレードされた


去年は一軒家の1フロアの2ベッドルームからバチェラーアパート(スタジオともいう)に移った。2BR→バチェラーなのでスペースは狭くなった上に家賃は高くなったが、他人の生活音がほとんど聞こえなくなったのでストレス源が減った。

二年住んだ前の家はトロントではよくある、古い家をフロアごとに分けてアパートにしたもので、防音がきちんとされていないから上の階の人の声がよく通った。上階は声も体も大きいナイジェリア人男性二人で足音や笑い声がまあまあのボリュームで聞こえてくる。しかもよくパーティーを開いてどんちゃかやる上、知らないうちにひとり増えていてよりにぎやかになった。

それでも、トロントでは珍しくいい大家さんと良好な関係を保てていたし、気に入られて家賃も安くしてもらっていた。たまにAirbnbホストをして100件以上の宿泊者と出会い、それなりに楽しく収入にもなった。

今のバチェラーに移って、ようやっと、多少狭いながらにもかなりまともな家に住めるようになったなと思う。6年目にもなると「ああ前までこうだったな」とふと思い出すことが色々あって、住まいはその内のひとつ。

貧乏留学生としてカナダに来て一番最初に住んだ、というか引っかかってしまったのが借家を使って違法なことをしまくっているクレイジーな大家。すぐに出ていく決心をしたが、first and last(カナダでは2ヶ月分の家賃を契約時に払うのが一般的)を支払っていたので我慢して2ヶ月住んだ。彼は後々逮捕された。

その後はルームメイト3人とシェアハウスに住んで、その後ゲイハズバンドちゃんと二人暮らし。一人暮らしができるようになったのはカナダに来て三年経った頃。それでも上記のそこそこ不便な騒音環境を我慢しながら二年暮らし、やっとほとんど文句のない家に引っ越せた。

家賃は最初の家の3倍以上。カナダで5軒目の家。引っ越しまくりだ。




キャリア面はいろいろ前進


2018年後半〜2019年前半がしんどい時期だったので、体感としてはそんなに前進していない気になっていた。が、よくよく振り返ってみるとちゃんと前に進んでるやん!と気づく。たまに振り返って自分の進歩を認めてあげるのは大事だ。

まず、Interdisciplinary Design Strategyの修士号を無事修了し、最高評価をもらった。

本来フルタイムのプログラムなのに、雇用主をスポンサーにして働きながらやるという今思えば無茶なやり方をした。「卒業するのに十分なくらい」というやり方もできたのに、そういう性分ではないから自分をプッシュし続け、結構burnoutした。振り返ってみると全然オススメできない。みんなはもっとマインドフルなやり方をしてね。

でも、マイノリティを取り込んだインクルーシブな社会の促進という自分のビジョンに合ったプロジェクトを遂行できたことは誇りに思っている。がんばったぞ自分。

で、ここでのデザイン成果物であるThe Inclusive Co-design Toolkitを使ったワークショップ案をService Design Global Conferenceに応募したところ無事選ばれて、世界の場に立つことができた。これは大きな成果だ。

実は今年(2020年)に入ってから、転職もした。No commitmentな感じでスタートしたのでいつまで続けるかはわからないけど、今後進みたい方向でも需要の高いスキルを磨ける分野だから、できるだけ経験を貯めて次に生かそうと思っている。

また、今まで鬱憤がたまっていた年収面も飛躍的に伸びてそれだけでもストレスがかなり減った。キャリアの発展と転職、給与に関してはまた別記事を書くつもり。


新しい家族がふたり増えた


これは一番喜ばしいニュースで、姪っ子が生まれてきてくれた。むっちゃくちゃかわいい。

予定日から少しずらして帰国して、まだ目の焦点も合っていないぐらいの1ヶ月の姪っ子を抱っこできた。義姉のご家族とも初対面できたし、お宮参りも行けた。姪っ子のおかげで、今まで好きでもなかった兄との関係が良好になった。姪という共通の関心ごとができたから。

私は将来、養子でも実子でもなんらかのかたちで子どもがほしいものだと思っていた。でも、姪っ子ができたことですっかりベビー欲が満たされてしまい自分の子育て願望が激減。30代独身でも日本から離れているおかげで結婚・出産プレッシャーが9割減だし、ベビー欲がほぼなくなったことでよりsingle & happyでいられるようになった。ありがとう姪。

私は「海外在住のかっこいい叔母」になるのだ。そのためにもバリバリ稼いで、姪っ子が小学生・中学生ぐらいになる頃に夏休みに遊びにきたりホームステイ体験させてあげられるようになる。


そしてもうひとり(一匹)は、保護猫の梅子。

猫を飼いたいと思い続けて8年。カナダでの生活も落ち着き、余裕ができたのでついにシェルターから養子に。本当にずっと一緒にいられるか?責任が取れるか?途中で好きじゃなくなったりしないか?と自分に何度も何度も問いかけたけど、一年経った今でも「あらこの可愛い子ちゃん、どこから来たんですか?」と話しかけてしまうくらい大好きで安心した。


旅行

2019年は特に旅行の多い年で、なんと13回の旅で13都市を廻った。
・ダブリン
・グラスゴー
・リスボン、シントラ(ポルトガル)
・マラケシュ、エッサオイラ(モロッコ)
・大阪、東京、直島、豊島、岡崎
・モントリオール2回
・バンクーバー4回(これは出張)
一番の趣味が旅行と食べ物なので、ここは満足!



これはマラケシュから2時間ぐらいの白と青が基調の港町、エッサオイラ。

マラケシュのイブサンローラン・ミュージアム。



今回の日本旅行で一番のお気に入りとなった、豊島。

2020年も旅と実りの多い年になりますように🙏
特に抱負なんかは決めるタイプじゃないのだけど、最近は尻の筋肉を鍛えるぞ!と突然思い立ったのと、2年前に中級レベルまで引き上げて放置しているフランス語をまたピックアップしたいなと思っている。どうなることやら。今年もどうぞよろしくお願いします。

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