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2016年7月31日日曜日

カナダ大人の恋愛システム:どこから私たち「付き合ってる」の?

カナダ 恋愛 付き合う

手つないだ、キスした、セックスした、彼は好きだって言ってくれる。これってもう付き合ってるでしょ…?こないだ世界の日本人妻 in NYを見ていたら、「付き合い始めた当初、旦那には他に2人の彼女がいた!」なんてのがショッキングな内容として放送されていた。

そりゃそうだ。システムが違うもの。厳密にいうと彼にとってその段階では(日本でいうのと同じ意味で)付き合ってはいなかったはず。そんなことを思った。このトラブル、日本人が陥りがちだと聞いたことも。ってことで今日は、北米のデート・付き合うの定義についてご紹介。


2種類ある、北米流「デート」の定義


「付き合う」ということばはアメリカ英語だと「to date」になる訳だけど、これには少なくとも2種類の意味がある。

①デートをしている相手
これは連絡を取ったり、会ったりしている間柄のこと。もちろん友達以上の魅力を感じているか、相性を探っている状態。

②恋人
相手のことを彼氏もしくは彼女と呼び合う関係。いわゆる日本の「付き合っている」。

「I'm dating (誰々)」という表現は2つの意味になりえるのがややこしいけれど、どちらかというと①のデート相手のことを「my date」「I'm dating(誰々)」と言い、②の恋人の段階になると「boyfriend/girlfriend」「in a relationship」と言うかな。また、Relationship自体は結構広い意味合いを持つ単語なので、文脈によって恋人関係であるということを強調する場合に「committed relationship」や「romantic relationship」と言ったりもする。


北米の大人はどうやって付き合うのか


「何回かデートを重ねて、長くいられそうだったら付き合う」という基本構造は日本と同じ。違うのは、上記①のデート期間が比較的長いことと、その間は複数の人とデートするのが一般的な/許容されていること。

デートを重ねる (ここでは同時進行・複数人OK)
→真剣になってきた段階で1人に絞る&話し合い
→付き合うかどうか決める 
ってのが一般的な模様。

日本みたいに「付き合ってください!」というハッキリした展開ではなく、「今、俺/私は君としか会ってないんだけど〜、そろそろ付き合っちゃう?」みたいな会話が挟まれる。何がって、自分はそう思ってても「え?俺は他に2人会ってる人いるし君だけに絞れないよ」みたいなことになる可能性があること(これが日本人妻に出てきたエピソードだと思われる)。

気まずい。

でもま、個人的には、たかだか2・3回会っただけの人に大きな決断を迫られる日本のシステムに違和感を感じていたから、こっちの方が合理的でいいな〜なんて。

あ、合理性でいうと、デートの段階で体の関係になるのは普通。(日本でも年を重ねればそうだと思うけど)セックスの相性も確かめた上で付き合うという非常に理にかなったシステムです。

でも、必ずセックスするとかしなきゃいけないという訳では、もちろんない。一般的な(大人の)話を書いたけれど、個人の考え方、文化や宗教などで結構バラつきがあるので、一人一人相手を見てお付き合いを。私はプラトニックなデートだけで彼女になってくれと告白されたりもしたし、逆に初デートで関係を迫られたこともある。でも、自分が信用・安心できないなら譲歩なんてしない。特に、女性!あれこれしてもらったから〜とか、好きって言ってくれるから〜嫌われたらいやだ〜とかで流されないこと。自分がしたい時にする!自分の心地よいペースで恋愛すればいいんだよね。

ってことで、キスしてもセックスしても毎日連絡取ってて好きだと言い合ってても、付き合ってない可能性は大いにある。というか、話し合ってないなら付き合っていないと思っておくべき。そこを気にするなら勝手に思い込まずにちゃんと意思疎通する必要があるよ〜って話。

それに、トロントやニューヨークのような都市部ではさらに「付き合う」のあり方もかな〜り多様。いずれにせよ大事なのは、自分が何を求めているのかをハッキリさせておくこと。と、書き出すと長くなるのでこの辺はまた今度〜。→書きました


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