毎日授業と課題であっぷあっぷ。久々の記事になってしまった!ってことで、今日はちょっと古くなってしまったけど、「カナダの多様性・多文化主義を実によく表しているな〜」と思ったニュースを紹介!
3週間前、バンクーバーのあるBC州とトロントのあるオンタリオ州の中間、Alberta州でのあるできごとが、「Why I am proud to be Canadian」というタイトルのブログ記事で紹介されていました。
カナダではとにかく色んな人種が共存しているので、宗教もさまざま。宗教的な建造物でいうとよく見るのはキリスト教系の教会と、イスラム系のモスクが多い。そんな中、ある日モスクがこんな姿に。。。
残念なことに、一部の心ない差別主義者によって「Go home」などといった落書きが。
でもすぐに、町中の人たちが続々と集まって落書きを消し、
「Go home」というメッセージに対して「You are home(ここはあなたのホームよ)」「Love your neighbour(隣人を愛しなさい)」といったポスターを掲げ、
そこにはカナダ軍の軍人も加わりました。
そして最後はこんなにキレイに!
(写真・記事参照元:Why I am proud to be Canadian)
カナダは1964年に多文化主義を打ち出した国で、今まで行ったどの国よりも人々が他人種に寛容。多様性を誇りに思っている人が多い。地方によって違うという話も聞くけど、人口の半分がVisible Minorityのトロントにおいて、カナダ人と話してると「この人らほんまに差別に敏感やなー」と思うことがしょっちゅう。
外国人同士で喋ってると「ほんまあんた、○○人やなー」みたいな会話、自然にある訳ですよ(日本人=やたら写真撮る、とか笑)。それが色んな人種と関わることの醍醐味のひとつでもあるしね。でもそこにカナダ人がいると「ちょっとそれ偏見やで」みたいな声が出てくる。個人的にはちょっと「いやいや…」って感じなんだけど、多文化主義国を実現する上でちょっとエクストリームだけれどいい方向に転がった結果なのかなと。
日本でも、3月に在特会嫌韓デモに対しての抗議デモが外国人記者によって報道されていて、これ読んだ時は本当に感動した。政治上思うことはあれど、民間人レベルでその感情をぶつけるのは違うだろ、といつも思うし、日本の恥。ちなみにトロントにいると、中国人・韓国人ともお互い他の人種と変わりなく接することができるので、NZや日本での出来事が嘘みたいです。海外生活が長い人は違った教育を受けているのもあるし、私がこっちで知ってる中国人は家柄がしっかりしていて教育レベルの高い人たちなので、日本文化大好き!みたいな人も結構いてむしろ私がおいしい日本食レストランを教わったりしている。笑
日本人ってあんまりアグレッシブに感情を表現しないし多様性という意味ではまだまだ発展が必要な国だと思うんだけど、こういう考えや動きが広まってほしいなと思います。あ、上記在特会デモソースの写真、めちゃくちゃ臨場感あってすばらしいのでぜひ見てみてください。