【カナダ留学準備】学校探しは留学エージェントに任せるな！

「留学したい」と思ったら必要になるのが学校探し。
そもそもどんな学校があるの？とか、学校ってどうやって探すんだろー？ってとこから始まるよね。ほとんどの人が、日本にいながら学校を探すことになると思うんだけど、そのコツとは？
私自身が、学校決めるまでに1年半ほどかけた上で感じたポイントを紹介します。

1番大事なポイントは、留学エージェントに任せきらないこと。
タイトルにあるように、留学したいと思っているなら1番大事になる学校探しを、留学エージェントに任せてしまわない方がいいというのが個人的な意見。エージェントに話を聞くのはもちろんいいし、信頼関係を築けるエージェントに出会えたなら手続きなどを任せてもいいと思う。ただし、彼らの言うことを全て鵜呑みにせず、必ず自力でも情報を探すことが肝心。

その理由は、以下3つ。

1．留学エージェントのほとんどは提携校しか紹介できない／しない

1番大きな理由がこれ。一般的に留学斡旋業者はいくつかの学校と提携していて、学生を紹介することで紹介料をキックバックとしてもらって運営している。（お客さんからは紹介料のお金を取らないことをメリットとして集客していることが多い）
「○○が学べる学校を教えてください」といった質問を複数のエージェントに送ると分かるけど、A社が提供してくれる学校とB社・C社が提供できる学校が違う。これは学生にとっては大きなデメリットで、「エージェントはプロフェッショナルだから私よりよく知ってるはず」とか思って任せていると、自分の興味・関心に合ってかつレベルの高い（もしくは自分のレベルに合った）学校がそのエージェントと提携していない場合、そもそも選択肢に上がらないってこと。「○○校のこのプログラムに興味があります」って言っても「残念ながらうちは提携していません」とかいうこともままある。

稀にだけど「興味のある学校を言ってくれればどことでもやり取りします」というタイプのエージェントもいる。そういうところは優秀であることが多いと個人的に思ってるんだけど、学校と提携してキックバックをもらうシステムが適用されないので、紹介料や手続料は自分で払うことになり、高くつく。

2．留学エージェントは1つ1つのプログラムまで熟知していない。各分野の専門知識もない

これもめっちゃ大事なポイント。専門学校やカレッジ、ユニバーシティ以上の話になるけど、日本の大学と同じように多岐にわたる学習分野を、エージェントが熟知するのはまず不可能。

例えば私はデザイン系のプログラムがある学校を探していたけど、デザインにもグラフィック、インテリア、インダストリアル、スペース、ゲーム、3Dモデリング、Web、デザインマネジメント、デザイン戦略…と山ほど分野がある訳で。全ての学校が同じプログラム名を使ってくれていたらいいんだけど、プログラム名に「グラフィック」と入ってなくてもグラフィックデザインのプログラムってこともあるし、デザインと名前に入っていても技術的な学習でなくマネジメントの勉強だったりもする。これと同じ現象が科学・法律・経済…と各分野で起こる訳で。

たまたま斡旋業者の担当者がその専門分野を熟知でもしていない限り、各プログラムの違いまでは理解できない。だから、どれだけの選択肢があってどれが自分の興味関心に1番近いのかは、自分でカリキュラム内容を読んだり学部の担当者と直接話して聞き出してみないと分からないってこと。

3．間に人を通すと情報が遅くなる

当たり前だけど、同じ質問を学校側に投げた場合の返答として、
学校⇒自分　よりも
学校⇒エージェント⇒自分　の方が遅くなるよね。これは質問を投げる時のやり取りとしても同じことで、リレーが続けば続くほどやり取りは後ろにズレることに。

私自身、NZに高校留学した際に学校探しと最初の手続きだけエージェントに手伝ってもらったんだけど、いくつか聞きたい質問をエージェントに預けた後、もっと聞きたいことが出てきたから自分で学校のHPを探してメールを送ったことがあった。すると学校の担当者からすぐに返事があって解決したんだけど、数日後エージェントとやり取りをした時に彼らには「向こうの学校は今休暇中だから、まだ返事がない」と言われた。今考えると数日寝かせてたんだろうなと思う。まあこれはある意味仕方なくて、他のお客さんも扱っている以上、何か依頼してもエージェントの都合に合わせて処理される（後回しにされることもある）ってことだよなと。

ざっと述べるとこんな感じ！別に留学エージェントがダメだ！とまでは思ってなくて、自分のニーズに合うところとやり取りができるのならいいとは思うけど、任せ切らないようにしましょうねーという話です。

次は、「学校の探し方・留学エージェントの使い方」について書くよー。