先日、roomieで草間彌生がアートワークを手がけた大人向けのアリス本というステキ記事を見つけた。めちゃかわいいやん。と思っているとこの絵本、英語版もあるらしいことが発覚。というかそっちが原作だな普通に考えると。
ってことでそんな英語版の中身と、これまでの「アリスインワンダーランド」絵本の歴史を紹介している海外サイトBrain Pickingsをリブログするよー。
英語版の中身はこんな感じ。
ちなみに日本語版はこんな。
イラストレーションはもちろん、レイアウト、タイポグラフィー含めデザインの全てが胸キュンなその世界は変わらず。でも、同じページじゃないけど、文字(言語)が変わると結構印象が違うなあ。これが中国語とかアラビア語とかになると…って考えるともっと見え方が違ってくるよね。
「アリス」イラストレーションは色んなバージョンがある
コンテンポラリーアートを代表する草間彌生がアリスのイラストレーションを手掛けた、ということ自体も衝撃的なんだけど、どうやら「不思議の国のアリス」のイラストは、様々なアーティストによって描かれてきた歴史があるらしい。 私たちが慣れ親しんでいるあのディズニーの乙女イラストは、アリスの歴史から見ればごく最近のものってことだ。
たしかに昔、父親のお土産でもらったノートに描かれていたJohn Tennielによるオリジナル版のアリスが、あまりにリアルでショックを受けたことがある。
これが本家なんだけど、なんだろう、このこれじゃない感…
だって、こいつがうさぎとかトランプの精みたいのと戯れて、いじわる王女と「えいっ☆」とか言って、対決するんだぜ・・・?(ストーリーがうろ覚えですんません)
まあいいや。で、他のバージョンはというと、
初のカラー版はLeonard Weisgardのこのアートワーク
こんなアリス知らなかった!きりっとしてらっしゃいますね。ってか思ったより直立不動でキュビズムの一歩手前みたいな感じ。
そしてなんと、あまり知られていないがサルヴァドール・ダリのバージョンもある。
え???これアリス????
こっちはアリスがうさぎの穴に落ちて行くシーン。
予想の斜め上をゆくダリ、さすがだぜ。。。ま、アリスのストーリー自体が非日常・非現実=シュルレアリスム、ですしね・・・うん。
でも、もしこっちのアリスが一般的になっていたら、今のゴスロリファッションは違っていたんじゃないかしら、と思わされる。アリスのあのメイドさんみたいな衣装とお姫様な顔(ディズニーは、だけど)がロリータ嗜好に与えた影響ってきっとあると思うの。
PV動画もかわいいよ。
草間彌生のアリスに戻って。いろんな女性がこの絵本の見開きを持って登場するPV動画がかわいい。ファミコン的な昭和BGMも、水玉を象徴するようでキッチュ。いいねいいねー。たまにはこういう女子!な感じのものに浸る時間って必要だね。
日本語の方を知った時もほしい!と思ったけど、これらを見て、俄然この絵本がほしくなった。せっかくだからLewis Carollの文章が学べる原作版(英語)を買うのも、ありかも!